Column
Our Roots

 14 May, 2016    Let's go crazy/Prince    
 
 1月のDavid Bowieに続き、今回はPrince追悼コラムである。
Rock, R&B, Funk, Dance music等, 様々なジャンルの音楽を融合したPrinceのサウンドからもOGは影響を受けた。映画“Purple rain”にも出演していたWendy&Lisaを含むバックバンド、The Revolutionを率いての1986年の横浜スタジアムでの初来日ステージも観ている。
 
 世界的なヒットのPurple Rain前後のアルバムの楽曲がポップ且つ斬新で、“Let’s go crazy”“Raspberry beret”“Kiss”“U got the look” あたりがOGのfavoriteだ。Princeのこうした曲の特徴にリズムマシーン(若しくはリズムマシーンのようなドラム)の使用がある。前述の曲のすべてが始めから終りまでリズムの基本パターンは一つで、ドラムのフィルインが全くない。シンバルやパーカッションで所々味付けはあるものの、ギターやベース、ボーカル、コーラスワーク等でgrooveを創り出していく。ワンパターンのリズムでこれだけノリの良いダンサブルなサウンドを生み出せることを知ったことが、SWSの近年のサウンドへと繋がっている。元のリズムパターンがよければそれだけで踊れる。そこにギターを絡めることで独自のGrooveを創ることができるのだ。
 
 以前からワーカホリックで有名だったPrinceなので、訃報に“早い”という思いと“やはりか”という感覚を同時に抱いた。詳しい死因はまだ不明なようだが、話を聴く限りでは過労と体調不良、鎮痛剤の過剰摂取が重なったということだろうか。
あるいは輝きの強い星ほど早く燃え尽きるという、自然の摂理に従っただけということなのだろうか。
―R.I.P.―
 
(OG)


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